英語力は必須
アメリカで俳優として成功するためには、英語力が不可欠です。俳優の多いアメリカで、日本人が役を勝ち取るためには、英語が流暢であることが必須条件となります。現地に行ってから英語を学ぼうとするのでは遅く、渡米前に英語力を鍛えることが重要です。
アメリカでのオーディションは、競争が非常に激しいです。アジア人の配役を争う場面では、中国や韓国、台湾、香港からも多くの俳優が集まってきます。これらの国々の俳優たちは、英語力でも高いレベルにあり、英語力で劣っていては勝負になりません。入念に準備をして、オーディションに臨みましょう。
レベルが違う演技力
アメリカでは、小学校から大学まで芸術科目として演劇を選択ができ、大学では州立大学や主要な総合大学に演劇学科があるのはもちろんのこと、大学院まで演劇課程があります。演劇のクラスなども多く、幼いころから演劇に触れている人が多いです。
日本では中等教育以上で演劇のクラスを設ける学校が出てきましたが、高等教育に演劇科が少なく、教えられる教員が少ないということもあり、演劇にあまり力を入れられていません。
アメリカでの成功を目指すなら、日本での準備期間中に演技力を総合的に身につけることが重要です。スタニスラフスキーシステムやマイケル・チェーホフテクニック、インプロやシアターゲームなど、世界標準の俳優訓練を受け、アメリカでも通用する演技力を身につけましょう。
障壁は就労ビザ
アメリカで俳優として正式に働くためには、就労ビザ(O Visa)が必要です。しかし、このビザを取得するためには、プロの俳優としての実績が求められます。
おすすめなのは、F-1ビザを取得できるアクティングスクールに入学し、OPT(Optional Practical Training)を利用して1年間の猶予期間を得ることです。この自由に働ける1年間で、俳優として様々な経験を積み、プロとして認定されるための実績を作る必要があります。
アメリカでの挑戦はとても厳しく、多くの困難が待ち受けています。どんな逆境にも負けない強い意志と、徹底的な準備が必要です。日本での期間をしっかりと活用し、英語力と演技力を磨きアメリカに挑みましょう